
在宅勤務の時、保育園に預けることができていますか?これから保育園を利用するにあたって「テレワークでも保育園に預けられるのだろうか?」とお悩みの方もいると思います。
在宅勤務における保育園の利用について、実は国としての方針があります。
コロナ禍において急速に普及した在宅勤務。特に子育て世帯にとっては、ありがたい働き方ができる一方、保育園に預けられないと困ります。そこで、この記事では、テレワークと保育園の利用に関するルールや我が家の実態についてご紹介します。
テレワークと保育園利用に関するルールとは?
テレワーク(在宅勤務)実施時の保育園の利用については、厚生労働省が基本指針の中でその利用を認めています。つまり、テレワークであっても保育園は利用できます。自治体が運営する保育所は厚生労働省の管轄なので、基本的には以下のルール(※厚生労働省テレワークポータルサイトより抜粋)が通達されています。
在宅勤務をしていますが、幼い子どもがおり、保育所等を利用したいです。在宅勤務の場合には、保育所等を利用できないのでしょうか。
在宅勤務している場合であっても保育所等の利用対象となることについては、内閣府・文部科学省・厚生労働省の連名通知により、各市町村等に対して示しています。
厚生労働省 テレワークポータルサイト
また、居宅内での労働か、居宅外での労働かという点のみをもって優先度に差異を設けることは望ましくなく、個々の保護者の就労状況を十分に把握した上で判断すべきであるということについても、内閣府・厚生労働省の連名事務連絡により各市町村等に対して示しています。
なお、コロナ禍においては厚生労働省の「保育所等における新型コロナウイルスへの対応にかかるQ&A」で、「テレワークで在宅勤務をしている場合は仕事を休んで家にいるものではない」旨を各市区町村等に対して示しています。
厚生労働省の方針ではテレワークによって保育園の利用が不利になってはいけません。
しかし、保育園を運営するのはあくまで各自治体であり、それぞれは独自に指針(ポイント制度)を作り利用者の優先順位をつけています。コロナ前の一部の自治体では、居宅労働の場合は通勤者に比べて優先順位が低かったり(ポイントが低かったり)、子どもを家で見るようにという指針があったとも聞いたことがあります。
現在の厚生労働省の指針では、テレワーク利用者が保育園の利用に不利にならないように通達を出しているようですが、ルールに沿っていない各治体があれば、窓口に問い合わせてみることをオススメします。
テレワークと保育園の利用に関する注意点は?
テレワークにおける保育園の利用について、厚生労働省の指針に沿っているのは各自治体が運営する保育施設だけであることに注意が必要です。
自治体運営以外の保育施設、例えば認可外保育施設、認証保育施設、インターナショナルスクール等は各園の方針によります。これらの施設は民間施設(サービス業)であるため、基本的にお金を払っていれば預かってもらえるものと考えられますが、これから利用を考えている場合は念のため「テレワークの際にも預かってもらえますよね?」という確認をしておくのがよさそうです。
私立の認可保育園に通っていた我が家の事例は?
我が子は、私立の認可保育園に通っていました。コロナ前から私は在宅勤務をしていましたが、園の先生にその点を伝えても登園を控える旨を言われることはありませんでした。
コロナ禍では多くの方が自宅勤務をしていましたが預けることができていました。流行初期に初めて緊急事態宣言が発出された際には「自宅保育のお願い」が出されましたが、それはテレワーク関係なく依頼が発出されたものでした。
では、最後に「子どもを見ながら在宅勤務できるのでは?」と思っている方へ、世の中の方々のご意見をご紹介します。未就学児の場合は、無理に近いので保育園に預けてくださいね。
本記事では、テレワークと保育園の利用についてまとめました。正直、自宅に子どもがいながら仕事をするのは無理だと思います。子供の生活リズムにとっても、毎朝起きたら園に行くという生活の方がいいですよね。テレワークを利用している方も、安心して保育園に預けられる生活が送れますように。
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